番外figma改造 オルタニキ用デカールと黒シャツ作り

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「立体も画材」とまったり続けているfigma改造。
今回はオルタニキ化するためのデカールと黒シャツを自作した時の記録

この先のコンテンツには素体のパーツ画像などが含まれますので、そういったものが苦手な方はご注意ください。大丈夫な方だけどうぞ。

なにもわからないところからfigmaを改造して一月くらいの頃。
キャスニキがある程度できあがってきたあたりで、とても無謀な考えが頭をよぎったのでした。

これは…もしかしたらオルタニキもある程度までいけるのでは…??

初心者ならではの無謀な目測だとは思うのですが、そこはそれ。
キャスニキの時以上になんにもわからないところからでしたが、すこしずつ、どういった方法があるのか調べていったのでした。

まず、オルタニキはキャスニキと違って顔自体がランサーとは違います。髪型とかは似ているとしても。

となると、目のペイントをどうにかしないとなりません。

1から筆を使って手書きもできないこともなさそうですが、刺青に直線が入っていて左右対称の図形があることから、できれば製図はPCでやれたほうがいいなあと思い、その方向で調べてみました。

すると、世の中にはフィギュアやねんどろいどを改造している先輩方が複数いらっしゃいまして。

どうやら、デカールというものを作って貼りかえれば、PCで作画した自作アイペイントが使えるらしい。
調べてみると、大体皆様インクジェットプリンター対応のデカールシートに自作のデータを印刷して使っていらっしゃる様子。

しかし、うちだと手持ちのインクジェットプリンターが壊れてまして。使えるのは原稿に使っているコピー機、カラーもいける複合レーザープリンターだけでした。
これはデカール系やるならインクジェット買うしかないのかなあとしばらく諦めていたのですけれど、ある時、さらに調べてみたらついに見つけてしまいました。

ありました、カラーレーザーでも使える自作アイペイント用デカールシート。

ハイキューパーツ クリアデカールTH(10枚入)

はがきサイズの、透明なデカールシート用紙が十枚入ったセットです。水転写式デカールというやつです。

基本的にはインクジェットの方が高繊細に印刷はできるのだそうで、手持ちにインクジェットプリンターでいいのがある方はそちらのやり方をおすすめします。(インクジェットの場合用紙が違うのでご注意ください)当方はカラーレーザープリンターでアイペイントを強行しちゃったよというなんともいえない素人の自己記録、ということで。(うちのと同じくカラーレーザーであるコンビニコピー機でもいけるらしいです。手差しのはがき印刷がOKなコンビニってあるのかな?)
レーザープリンタのインクジェットとの違いは、インクジェットプリンタのインクは水ににじむことがあるのに対してレーザーはトナー印刷なので基本的に水には強いので貼り付けの時の苦労がちょっと減るということがあげられます。ただし、レーザーの方が発色は悪く、繊細さ、グラデーションの綺麗さではインクジェットプリンタに軍配が上がると思います。手持ちの機材とお好みで決めるのがいいような気がします。

ともあれ、用紙はみつかりました。
なんとなくやれそうであれば、次はよくわかりませんけど実際に試作してみるしか!です。

デカールシートを通販で取り寄せている間に、いつも漫画や絵で使っているクリスタを使ってオルタニキ用のアイペイントデカールデータを自作してみました。

オルタニキ アイデカール用データ
オルタニキ アイデカール用データ

始めてアイペイント用データを作ったので、すっごく手探りです。

よくわからなかったので、まずfigmaランサーのフェイスパーツのサイズを測り、写真を撮ってバランスを確認し、大きさを大まかにあわせて一から手書きしました。

滅茶苦茶適当です。小学生の自由研究みたいな適当さと自由さです。

一応、それっぽいものができたら普通の紙にまず印刷してみまして、切り貼りしてみて雰囲気を確かめます。体当たりにもほどがある確認方法。

アイデカール用データのイメージ掴み
アイデカール用データのイメージ掴み

もうちょっと目のサイズは一回り小さいかな…?とか何度かテストしまして、どうにかそれっぽいデータを作ることができました。もうちょっといい方法はなかったのか。

そして用紙が届いたのでとりあえず説明書の通り、印刷。
はがきサイズですが、figmaのアイペイントって目が一つ4ミリ程度なので用紙に余裕がありまくります。表情のバリエーションなどを作って一つにまとめて印刷するのがお得です。

自作オルタニキアイデカール
自作オルタニキアイデカール

なんか…こういう妖怪日本にいた気がします…

とか思いつつ無事にデカールシート印刷ができました。

レーザープリンターは発色がインクジェットほどはありませんから心配していたのですが、なんとか赤色もそれなりにでてくれたようです。

このデータですが、注意するのは白目など下に白を敷く必要がある部分のデータはセル画のように白を手書きで塗ってから使うことになるので、あらかじめデータを裏返し、つまり左右反転して作っておくことです。

アイペイント、オルタニキの場合は普通は左右対称になるので、これは特に気にしなくていい感じでしたが。

印刷が無事できたら、貼り付ける前に白目のための白色、エナメル系の白い絵具を細い筆で上から塗りこみます。

白目を手書きで塗る
白目を手書きで塗る

これは旧槍さん用のデカールですが、このように印刷されたものの上から白で目の範囲を塗りつぶしてしまいます。デカール用紙はとても薄い透明なフィルムですので、この白目を塗ったものをはがし裏返して貼ると白目の上にちゃんと目のプリントが載ってみえるようになるという寸法。セル画と同じ感じですね。

文字などで説明してもこれはわかりにくいと思うので、実際やってしまった方がわかるし楽だと思います~。思ったより、文章でよんでいたよりもやってみればうんと簡単でした。

ここの行程については、インクジェットプリンタで作るデカールも同じ工程ですので、こちらの記事が分かりやすく解説されていて助かりましたのでぜひ。

お顔が出来るまで(ねんどろいど用アイデカールの作り方)


デカールができたら、ちょっと乱暴な話になりますがもともとあるランサーのアイペイントをMr.ペイントリムーバーを塗って落とし、水転写デカールを水に含ませたスポンジに乗せてフィルムにし、貼りたい場所にマークセッターというのりを付けて貼り付ける、という工程になります。

この工程、結構見た目が衝撃的なので今回は載せませんでしたが、要するに一度のっぺらぼうにしてそこにこの自作デカールを貼るということです(要望があれば載せますが)
聖杯ではなく物理でオルタニキ作るとこうなるんだなという…
※202205追記 この工程も新しい記事に載せました。目のデカールも作り直して貼ってます(のっぺらぼうパーツの写真があるので苦手な方は閲覧注意)
figma改造 自作デカールでフェイスパーツ増やし

色々バリエーションいれつつ作り直したデカール

この他、フェイスパーツをレジンで作りまっさらなそれに自作デカールを貼るという方法もあるようですが今回はデカール初回なのでこちらで。いずれ表情差分などを作るときには試してみたい方法。

水転写デカールの貼り方はこちらの記事を参考にさせていただきました。
おかげで、自分のようなド素人でも簡単に自作デカールを貼ることができました。感謝!

【番外編】アイデカールを自作してみる

そんなわけで、できた自作アイデカールを貼ってみたfigma改造オルタニキがこちら(こちらは改修前のもの)

オルタニキ自作デカールを貼りました
オルタニキ自作デカールを貼りました

体の方の刺青は白塗りしないのでこの時は左右反転せず、直にそのままで貼りました。

オルタニキ刺青デカール
オルタニキ刺青デカール
オルタニキ刺青デカール
衣装で使えるかと思っていた赤黒のマラボーを合わせてみたら大きくて断念。figma小さいー
腕の部分の刺青がわからない
腕の部分の刺青デザインがわからない

いつも手袋で隠れている上腕部の刺青デザインは紙マテリアルの設定資料をみてもわからなかったので予想図…というか、もしわかるようになったら貼り替えようと思います。

一通り体の方の刺青デカールも入れまして、そのままむき身にしておくのもなんだかなあと思ったので、ランサー用に作ってあった白Tシャツ用の型紙で黒いTシャツをちゃちゃっと作って着せておきました。

オルタニキ素体は長身なので、アーキタイプがこんなに小さくみえます
オルタニキ素体は長身なので、アーキタイプがこんなに小さくみえます

とりあえずこんな感じでオルタニキ用フェイスと素体が一応できました。

オルタニキはちょっと尻尾が特殊なので、今回作ったような普通の衣装を着替えさせる用の素体と、パテを上盛りして作る戦闘衣装の方とで素体を別々に二つ用意してあります。

戦闘素体もそのうちやると思いますが、まずは取り外しできる尻尾パーツから完成させたいところ…(現在制作中)

ともあれ、デカール作業、最初はすごく敷居が高かったのですが、一回やってみたらとても簡単で、かつすいすい貼りついて楽しい作業だったので面白く、もっと色々何か作れそうと見識が広がった気がします。
ランサーとキャスニキ素体にも笑顔のフェイスパーツとか、他の表情を作って追加できそう。

旧槍さんもデカールを使って現在進行中なのでまとまったらそのうち記事にします。
まだまだ改造は色々たのしく修行中。

自作デカールによるオルタニキ
一度改修して、最終的にはこんな感じになりました


その他のfigma改造記事はこちら

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