キャスニキ120LVとスカディさん幕間感想

スカサハ=スカディ幕間[無間氷炎の世紀を超えて」と二部六章内容のネタバレを含みます。プレイ済の方のみ以下をお読みください。

神話上でオーディンとスカディは夫婦だった伝承などもあったりしますし、キャスニキからスカディさんへのルームセリフもあったりするので、スカディさんの幕間がきたらもしかしてキャスニキの絡みとかあるかなーなんて思っていたら。
想像以上にがっつりでしたね!というかそれがメインでしたね!
(夫婦だったこともあるって伝承自体は採用されてないようでしたが)
まさかのクーフーリンズ全員に出番が!

キャスニキはもうストーリー以外のイベントに長らく出ておらず2018/2/15の空の境界復刻イベ以来の登板。旧槍さんも今まで合計何キロバイト喋ったかな…とか今年は一言も喋らなかったな…みたいな状態が長く続いてましたので(確か長くしゃべったのは2019/6/5のアーサーさんの幕間以来。去年2021ハロウィンで一言だけ喋ってましたがこれすらもとても珍しい)
個人的にこれはとても嬉しい幕間となりました(切実)
結構知りたかった情報もでてきましたし。

3000年もの長きにわたって愛する子供たちを
世界の維持のために手にかけ続けてきたスカディさん。

それに真摯に向き合って、ずっとそれを
悲しみ続けることで霊基が摩耗して消滅の危険にあったとも。
同じように世界を運営していたのに
人間でありながら割り切っている始皇帝さんの方がよほどタフな感じですが
これはひとえに彼女の優しさの故でしょう。

何故一人残されたのか
何故いっそ殺してくれなかったのか

ずっと思いつめて、考えていたんでしょうね。

愛した相手だからこそ手にかけられなかったというオーディン。

FateでのクーフーリンはSN・HA段階で死ねなくなったという
スカサハ師匠(ホロウで愛した女だと記載あり)を手にかける事ができず、
結果的に不幸にしてしまったという因縁が語られています。
常、仕事ならばと割り切り、精神的に非常にタフにみえて、
その実思いをかけた相手(特に女性)を手にかける段階になると、会う事自体から忌避してしまう。
非常に強く見えても、そういった点に情…脆さがある。
Fateのクーフーリンズにはそういう傾向というか構図と言うか、因縁があるのだと思います。
そういう脆さ、情の在り方が、このオーダーでもしかしたらオーディンを呼び込むことになったのかもしれないなあと今回思ったりでした。
(ただし、オーディンは愛したといっても伝えもせずひたすらの片思い状態ですが、クーフーリンズは基本伝えてがっつりいくよな…という違いはあるような気がしなくもないです。勝手に想い暴露された上にフラれた大神少し怒りそうだな…とも。スカディさんの気持ちや立場とか悲憤、わかるので今回暴露は仕方なかったとも思うんですけど。いや、…不器用ですよね…)

話が逸れました。この構図はそのあとにも出てきて、例えば
ホロウでバゼットさんをひたすら避けていたことだとか
(詳細不明ですが)プロトで美沙夜さんを手にかける運命になった旧槍さんだとか
六章で弟子のトネリコを最後まで手にかけられなかった初代グリムだとか
事あるごとにクーフーリン周りで見えてくる因縁の構図なのですが、今回のキャスニキもまさにこれでしたよね。

とはいえ、一応キャスニキの弁を信じるならば。

異聞帯のオーディンと汎オーディンは別人である上
オーディン神の権能も大部分再召喚で失われているので
自分は別人だから話せることがない…というのは汲む言い分だろうなあと思います。

他人の想い、それも繊細な問題である愛関連に関して、門外漢が口を出すのは無粋ですものね。その判断はとてもわかる。

仕事を押し付けられた上に痴話げんかの仲裁みたいなことになってるけれど自分の立場をわきまえ乍らもちゃんと話をきいて世話を見ているキャスニキ、まさに面倒見のいい兄貴。

ただ、ここで脱線。
権能についてですが、キャスニキ戦闘開始時のセリフに
「知ってる知ってる。お前さん方、ろくな事してこなかったな?」
みたいなことを言うのでオーディンの良く見える目(千里眼)と思われるフギンとムニン、二羽のワタリガラスの権能はたぶん持ったままなんじゃないかなあと思ったりでした。
だからたぶん、キャスニキはまかり間違えば異聞帯まで見通せるんじゃないかなあ。
やろうと思えば(召喚術と同じで疲れるから普段はやらなそうですけど))
キャスニキはまだ何か色々隠し持ってるんだろうなあというのが個人的な感想です。

ひょっとしたらオーディン本人の変装能力の可能性もある…?とも少しだけ思ったりしなくもないですがもしそうだとすると、今回直球でスカディさんに思いっきりフラれていたりでちょっとなんというかあれでしたね…
(オーディン一柱の愛など今更何の役に立つものか!とスカディさんが泣いて切れた時
キャスニキ一瞬黙り込んでたのでもしや?と思ったりでした。
とはいえ、これはキャスニキ自身が別人だと断言していることだしさすがにないかなー)

そのほか。気になったことなど

・キャスニキ新スキル3やっぱり首吊りしてた
オーディンの伝承をしっていたのでもしかしてこうじゃない…?って思って禁止してたら
ズバリやっぱり首吊ってましたね!!
しかもめちゃくちゃ瞬時に首吊ろうとしてましたね!?やめてほしい!!笑
引き続き弊デアでは新スキル3は禁止します。これ戦闘のたびにやってるとことかどんだけビジュアルがシュールなのか…!
これに対して即時ゲイボルグしようとしていた旧槍さんの血の気の多さに笑いました。
なるほど確かに、槍クーより前のめりに血の気がおおい…!(あと槍クーより正義漢だったりする)

以下は新スキル3が去年実装された時の想像図メモ漫画です↓

・クーフーリンズ同士の掛け合い
(権能だけ)借りたままってのもな、と協力する槍クーと旧槍さん、 借りたものは返す主義がよくわかっていいなあと。オルタニキが即断るのは他の俺やキャスニキ個人だけで充分なんとかできると考えていたからなんでしょう。カルデアでのクーフーリン同士の掛け合い、やり取りがわかって嬉しかった部分。あと、今回の幕間で、クーフーリンズ同士ではあまり話し合いはしておらず、互いに察する形にしていたことがわかりました。槍の「ネタは上がってるんだぜ」というところとか。お互いなんとなく察してわかっていても、口にして確認まではしてない感じなクーフーリンズの距離感がわかってよかったです。
異聞帯のスカディさんに別人である自分が声をかけるべきじゃないとしたことで余計追い詰めてしまった感じのキャスニキの行いを、個体ではなく自分たちクーフーリンの問題と考えていそうなところ、なんだかぐっときました。


・六章グリムさんとカルデアキャスニキの時系列がやっぱりわからない
個人的に今回の問題点。
これ、六章段階からわからーんと言ってた問題なんですが。
六章グリムさんは…キャスニキと別個体…でいいのか…いいんだろうか…
(六章時、グリムさんとカルデアにキャスニキが同時に存在していたとしか思えない箇所がある)
時系列的としては、
汎人類史側のオーディンから権能と役割を託されたキャスニキは冬木のあとにカルデアにいって、そのままずっとカルデアにいて
グリムさんは別個体としてブリテン現地に(現地のサバさんのように)現れてカルデアには元からいるキャスニキがいるままで、グリムさんは六章カルデアが侵入する一年前から現地にいた…でいいのだろうか……
(ちょっとわかりにくいんですけども初代グリムのオーディンもそもそもブリテンのだったのか汎人類史のオーディンだったのか…?とかも地味にこんがらがりまくってます)

他のサーヴァントにもあるように、異聞帯現地の別個体と考えたらいいのか、それとも同一個体が何らかの手段で異聞帯に潜入した形と考えればいいのか。
個人的に、ずっとこの問題が自分の中で答えがだせずにいるのです。
もー気になってしまって!

いつも必ず同時には一個体しか存在はしてなくて(つまりカルデアキャスと六章グリムさんは同時に存在せず同一存在)、異聞帯とか場所をまたぐときは消滅して再召喚され続けている形になるんだろうか……
でもどちらにしても、キャスニキは別個体同士、もしくは別召喚個体同士で記憶共通してるとしか思えないんですよね…
(マイルームで唐突にキャスニキが六章後現地にいたグリム記憶に関する事を話し出すため)
こたえが…答えがほしい…!決め手がなくてはっきりしない…!

こうしたキャスニキの記憶の継承の問題はもう古くて、冬木段階から起きているものですがこのあたり、神であるオーディン関連のせいで記憶継承が起きてるんじゃないかなあ…?とは以前から思っていましたが今回スカディさんに色々キャスニキが語ったことによってよけいごっちゃになりました。

一度…年表というかあの時キャスニキはこうしてた!な表が…ほしくなるんですけど…!!!!あちこちの段階の話が脱落しているので、真実キャスニキは別個体だったのか、それとも一個体がずー-っと忙しく走りまわっていて、消滅を経たりしながらずっと走り続けていて、実は二部六章一年前からカルデアの方にはいなかったのか?(グリムさんは一年前から六章ブリテンにいたと記述あるため)とか、どちらとも現状とれてしまう感じ…なので。

真実が待たれます。
ほんとに。考えれば考えるほど全然わからなくなるキャスニキ時系列!
基本的にサーヴァントは召喚されるたびに別人(だから通常は記憶継承できない。ex:槍)で、神霊も汎と異聞帯で別人(神だけど通常世界が違う同士は記憶共有していない。今回で判明。ただしオーディン神は千里眼でそれぞれの世界を「視る」ことはできる)なのも把握しているつもり…なのですが、唯一キャスニキがしょっぱな冬木から例外を突っ走りすぎていてよくわからなくなります。
一応今までで直接表記があってはっきりしているキャスニキの消滅と再召喚だけ数えてみると
・冬木(消滅)→直後カルデア再召喚(序章ボーナス及びオガワハイムにいた事から)
・六章グリム(消滅)→六章後カルデア再召喚(暫定でしたが今回の幕間で再召喚されたことが裏付けられました)

ってことになる、かな?そしていずれもキャスニキは消滅しても記憶を継承し続けています。
他のサバさんの幕間でよくサーヴァントは召喚ごとに別人で、別の記憶なのだとよく語られていますが、これはキャスニキだけは明確に当て嵌まらない。(だからこんがらがります)

せめて六章ラストでグリムさんが「再召喚されたらキャスターでいくわ(それが今回幕間のキャスニキなんだろうか…?)」とかいってなかったらああ、現地の別個体だったんだなのままで、まだ混乱しなかったんですけどー…!今回の話と合わせて、明らかにキャスニキだけは消滅しても記憶を継承した同一存在で別人にはなってないってことに。

再召喚されたらオーディンの権能なくなってたろ?ってこっちに話ふられても、そのあたりずっとどういう感じだったのか疑問に思ったままのところなので わからないとしか…わからないとしか…!??!これ何かの仕込みなのかなあ、ずっとよくわからない状態が続いている。

以上駆け足の感想でした。いやー考え直してみてもキャスニキやっぱり異質だなー。
単なる説明不足なのか、それとも何かお話の仕込みであるのか
今後も注視していかないとでした。

その他、気になることがあったらまた追記します。

と、わからない箇所で大脱線などしたりでしたが、
今回の幕間は総合してとてもいい話でした。
元からスカディさんすきですしね!
キャスニキからオーディンとは別人ときかされても
それでも口に出して訴えかけねばならないくらいに罪悪感を抱え続けて
生真面目にずっとずっと思い詰めていたんでしょうね。
元気になってよかった。
その慟哭を受け止めた面倒見のいいキャスニキお疲れ様。
ごちそうさまでしたー!

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