#植物 #雑記 #神話伝承系
2019に採取したオーク(ヨーロッパナラ)のどんぐりを同年から育てています。今年もそろそろ無事に新芽が開きそうでなにより。
育ててみると、最初の発芽もそうだったんですけど、
オークの木はどうも日本の広葉樹よりも活動が始まるのが遅くて
コナラやクヌギの葉が開き切ってからようやく葉をのそのそ開き始めるのんびり屋さん。
その分冬も結構長く葉を落とさないでいる感じがしますが、これは欧州の気候のせいかもなあと思ったり。
寒くなっても葉を長く落とさず枯葉のまま枝に保っているので、
防風林としても利用されてきた歴史があるようです。
水を好み、育ててみても一年目にしてすでに直根がまっすぐ下にながーく伸びているので、
水脈の上によく生えている樹だというのもうなづけます。
成長が遅いぶん大変長寿な樹で大きくなり、水脈の上に並ぶことが多かったので、
昔から落雷が多かったらしく、古代の神話では雷に関連した樹として記載されることが多いのも納得です。
雷の神様の樹、と言われる由来かと。
ギリシャ神話のゼウス、ローマ神話のジュピター、スラブ神話のペルン、北欧神話のトール、
そしてドルイドの最高の聖樹、ダグザの神木、シンボルとして記されているのが有名。
古くから色々な装飾やまじないのモチーフにもされていて
どんぐりは勿論、アレクサンドロス大王の息子、アレキサンダー4世のお墓からは
オークの樹の葉をモチーフにした見事な金の冠 が発掘されていたりします。
またオークのどんぐりは貴重な救荒食物でしたから、
神様の樹、賢者の樹、守らないとならない樹として昔の人たちが大切にしていたのが伺えます。
成長が早くはない樹ですし、信仰によって民間からの伐採を免れていた面もあるんじゃないかな。
実際育ててみないとわからないことって多いです。
その他こぼれ話
しかし、実際にこの樹は背が高くなる関係で落雷が多かったはずなんですが
ローマ神話では雷神ジュピターの加護のあるこの樹には雷は落ちない、
と言われていてこの樹のどんぐりは雷避けのお守りにされていたそう。
現在ブラインドの先につける玉はもとはおまじないでつけるオークのどんぐりが由来だったそうです。
でも、どの神話でも雷を司る神様に結び付けられるくらい落雷は多かったと思うのですよね。
実際はどうだったんでしょう。どんぐり自体はこの雷避け以外だと
繁栄のモチーフとして長くアクセサリーなどに使われるモチーフでもあります。
その他、オークの話だとパッと思いつくのは
FGOでもおなじみな魔術師マーリンが植えたといわれる「マーリンズオーク」なんかも有名なオークの木です。
南ウェールズのカーマーゼンはマーリンが生まれた土地(近くにある洞窟、マーリンの丘がそれ)と言われています。
ここに、街を守るようにとまじないを込めて若きマーリンがオークの樹を植えた、という伝説があります。
(実際の樹の残骸から計測すると、実際は1660年くらいに植えられたもののようですが)
もしくは、街の人がオークの樹をむやみに伐採していたので、
怒ったマーリンがオークの樹を守るためにこういったと伝わっています。
「マーリンのオークが倒れる時、街が落ちる」、
つまり「このオークの樹が倒れる時、街に災害が訪れる」。
こうした言い伝えが、カーマーゼンではずっと言い伝えられてきたのでした。
そして事実その通りであったのか、
枯れたこの樹の最後の切り株が取り払われた1978年(割と最近ですね!)に、
街はこの街史上最悪の洪水に見舞われました。
魔術師マーリンはドルイドの性格が強いとみなされる向きもあるようですから
(魔術師マーリンの元となったといわれる予言者であり狂人でもあったという
6世紀のマルジン・ウィスルトが森に隠棲したバードでした)、
オークとの結びつきも強かったのかもですね。
今は伝説を畏れた町の人により、二代目のオークの樹が同じ場所に植えられているそうです。
FGOでも高難易度、クーフーリンズと組んでもらってはお世話になってますです。
六章ではアイルランドのクーフーリンズもですがウェールズ組も里帰りみたいな感じになりますがどうなるんでしょうね。
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2019に採取したオーク(ヨーロッパナラ)のどんぐりを同年から育てています。今年もそろそろ無事に新芽が開きそうでなにより。
育ててみると、最初の発芽もそうだったんですけど、
オークの木はどうも日本の広葉樹よりも活動が始まるのが遅くて
コナラやクヌギの葉が開き切ってからようやく葉をのそのそ開き始めるのんびり屋さん。
その分冬も結構長く葉を落とさないでいる感じがしますが、これは欧州の気候のせいかもなあと思ったり。
寒くなっても葉を長く落とさず枯葉のまま枝に保っているので、
防風林としても利用されてきた歴史があるようです。
水を好み、育ててみても一年目にしてすでに直根がまっすぐ下にながーく伸びているので、
水脈の上によく生えている樹だというのもうなづけます。
成長が遅いぶん大変長寿な樹で大きくなり、水脈の上に並ぶことが多かったので、
昔から落雷が多かったらしく、古代の神話では雷に関連した樹として記載されることが多いのも納得です。
雷の神様の樹、と言われる由来かと。
ギリシャ神話のゼウス、ローマ神話のジュピター、スラブ神話のペルン、北欧神話のトール、
そしてドルイドの最高の聖樹、ダグザの神木、シンボルとして記されているのが有名。
古くから色々な装飾やまじないのモチーフにもされていて
どんぐりは勿論、アレクサンドロス大王の息子、アレキサンダー4世のお墓からは
オークの樹の葉をモチーフにした見事な金の冠 が発掘されていたりします。
またオークのどんぐりは貴重な救荒食物でしたから、
神様の樹、賢者の樹、守らないとならない樹として昔の人たちが大切にしていたのが伺えます。
成長が早くはない樹ですし、信仰によって民間からの伐採を免れていた面もあるんじゃないかな。
実際育ててみないとわからないことって多いです。
その他こぼれ話
しかし、実際にこの樹は背が高くなる関係で落雷が多かったはずなんですが
ローマ神話では雷神ジュピターの加護のあるこの樹には雷は落ちない、
と言われていてこの樹のどんぐりは雷避けのお守りにされていたそう。
現在ブラインドの先につける玉はもとはおまじないでつけるオークのどんぐりが由来だったそうです。
でも、どの神話でも雷を司る神様に結び付けられるくらい落雷は多かったと思うのですよね。
実際はどうだったんでしょう。どんぐり自体はこの雷避け以外だと
繁栄のモチーフとして長くアクセサリーなどに使われるモチーフでもあります。
その他、オークの話だとパッと思いつくのは
FGOでもおなじみな魔術師マーリンが植えたといわれる「マーリンズオーク」なんかも有名なオークの木です。
南ウェールズのカーマーゼンはマーリンが生まれた土地(近くにある洞窟、マーリンの丘がそれ)と言われています。
ここに、街を守るようにとまじないを込めて若きマーリンがオークの樹を植えた、という伝説があります。
(実際の樹の残骸から計測すると、実際は1660年くらいに植えられたもののようですが)
もしくは、街の人がオークの樹をむやみに伐採していたので、
怒ったマーリンがオークの樹を守るためにこういったと伝わっています。
「マーリンのオークが倒れる時、街が落ちる」、
つまり「このオークの樹が倒れる時、街に災害が訪れる」。
こうした言い伝えが、カーマーゼンではずっと言い伝えられてきたのでした。
そして事実その通りであったのか、
枯れたこの樹の最後の切り株が取り払われた1978年(割と最近ですね!)に、
街はこの街史上最悪の洪水に見舞われました。
魔術師マーリンはドルイドの性格が強いとみなされる向きもあるようですから
(魔術師マーリンの元となったといわれる予言者であり狂人でもあったという
6世紀のマルジン・ウィスルトが森に隠棲したバードでした)、
オークとの結びつきも強かったのかもですね。
今は伝説を畏れた町の人により、二代目のオークの樹が同じ場所に植えられているそうです。
FGOでも高難易度、クーフーリンズと組んでもらってはお世話になってますです。
六章ではアイルランドのクーフーリンズもですがウェールズ組も里帰りみたいな感じになりますがどうなるんでしょうね。
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#雑記 色々細かい仕事片しつつ なぜかまたドルイド寄りなキャスニキの話のネームができてしまい、これあれだ テスト前に急に掃除とかしたくなる奴…!となっていたりです。
オルタニキの話の前にもう一本以上ドルイドの話出るとかしたら割とシャレにならない(なりそう)
まあのんびり。
イベント出られない時期がもう長い事続いてるので、小さい話なら全編pixiv公開でももういいかーとか思い始めてたり。
(すでに本にしたお話は本向け前提で描いたものなので WEB再録しませんが)
ドルイド系の短い話群とか、ミニクーちゃんのサイレント漫画だとか。
オルクーの茨の王は揃いで本にしたいとこがありますがそれ以外はWEBだけのが気楽でいいのかも。
忙しい時期こえたら一次二次とも色々作らないとならないもの、作りたいもの描きたいもの一杯ですし、このところは漫画描くのを真に楽しめていると思うので、締め切りまで今は頑張ります。
色々の飛び込み仕事と打ち合わせラッシュが無事済んでいまは確定申告ラストスパート中。毎年ながら面倒でっょぃ…確定申告は毎年大体2月中には終わってたので、今年のデッドヒートぶりったらひどいです。不調に加えて割り込み作業どっさり沢山入ってきてたから仕方なかったんですけどね…!間に合えー
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オルタニキの話の前にもう一本以上ドルイドの話出るとかしたら割とシャレにならない(なりそう)
まあのんびり。
イベント出られない時期がもう長い事続いてるので、小さい話なら全編pixiv公開でももういいかーとか思い始めてたり。
(すでに本にしたお話は本向け前提で描いたものなので WEB再録しませんが)
ドルイド系の短い話群とか、ミニクーちゃんのサイレント漫画だとか。
オルクーの茨の王は揃いで本にしたいとこがありますがそれ以外はWEBだけのが気楽でいいのかも。
忙しい時期こえたら一次二次とも色々作らないとならないもの、作りたいもの描きたいもの一杯ですし、このところは漫画描くのを真に楽しめていると思うので、締め切りまで今は頑張ります。
色々の飛び込み仕事と打ち合わせラッシュが無事済んでいまは確定申告ラストスパート中。毎年ながら面倒でっょぃ…確定申告は毎年大体2月中には終わってたので、今年のデッドヒートぶりったらひどいです。不調に加えて割り込み作業どっさり沢山入ってきてたから仕方なかったんですけどね…!間に合えー
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#雑記#植物 少し前から昔の人たちが使っていたという民間の薬草の本を読んでいるのですけど、調べていると、ナス科の植物が結構多い事に気づきます。ギリシャ神話でキルケーがその昔オデュッセウスを誘惑するために飲ませたものに混じっていたという有名な毒草ヒヨス、これもナス科。数々の伝説に彩られた毒草のマンドレイク、そして同じく有名な毒草ベラドンナもナス科。
ナス科の毒草は大体が同じような症状が出る毒なのか、幻覚や錯乱、麻痺など字面だけでも恐ろしい効果が並びます。キルケーの場合、ヒヨスは特に毒が強くて劇薬に分類されるような毒草なので普通に飲ませたら死んでしまうか大変に苦しませると思ってしまうんですが、恋の薬として飲ませてますし、組み合わせる他の植物の成分で効果を調整したり、適量みたいなのが多分あるんでしょうね。このあたりが昔の人の知恵なのかも。さすがは大魔女。
神経に働きかける成分のせいなのか、使い方によっては性欲を刺激するそうなのでそのせいなのかなあ…基本的に伝達物質を阻害して脳や神経などに一時的な麻酔、麻痺を起こすようなので多分理性が普段より飛ぶとかそんな感じな気がします。最初にその効果見つけた人、ある意味すごいというか、どうしてその効果が見つかったんだ という気になってしまいますが。
ヒヨスの学名のHyoscyamusとは「ブタの豆」の意で、これの中毒に遭った人間が理性を損ない獣、豚のようになるという意味でつけられたといわれています。
キルケーが杖で打って人間を豚にしていたという伝説は、もしかしたらヒヨスの毒性に由来があったのやも、なんて思ったりも。
そんな恐ろしいヒヨス、幻覚を起こし、狂気呼ぶ草ともいわれていましたが、アポロンの神託を受けとるために巫女たちもその煙を使用したというし、ちょっと前までは普通にビールにも使われていた というし、基本的に毒草は使い方さえ間違えなければ死にませんし、効果が強烈なぶんいい薬になるのが多いです。
魚のフグみたいに、何代にも渡って経験を継承しながら、薬として効果を発揮する部位や適量を人間は導き出していったのでしょう。
ちなみに現在ヒヨスは沈痛系の薬に使われていて、現在でも現役で利用され続けています。
紀元前から民間に伝わっていた植物の知恵は、今も現役なんですよね。アポロンの巫女たちやドルイドや、魔女達のように時には滅ぼされたりひどく弾劾されながらもその知恵は時を超えてひそやかに、ずっと伝えられ続けてきました。
人間個人は死んでも、その知恵は人の間で生き続ける。
その連綿と続き積み重ねられ続けてきた人類の知恵の歴史に、思いを馳せるのがすきだったりです。
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ナス科の毒草は大体が同じような症状が出る毒なのか、幻覚や錯乱、麻痺など字面だけでも恐ろしい効果が並びます。キルケーの場合、ヒヨスは特に毒が強くて劇薬に分類されるような毒草なので普通に飲ませたら死んでしまうか大変に苦しませると思ってしまうんですが、恋の薬として飲ませてますし、組み合わせる他の植物の成分で効果を調整したり、適量みたいなのが多分あるんでしょうね。このあたりが昔の人の知恵なのかも。さすがは大魔女。
神経に働きかける成分のせいなのか、使い方によっては性欲を刺激するそうなのでそのせいなのかなあ…基本的に伝達物質を阻害して脳や神経などに一時的な麻酔、麻痺を起こすようなので多分理性が普段より飛ぶとかそんな感じな気がします。最初にその効果見つけた人、ある意味すごいというか、どうしてその効果が見つかったんだ という気になってしまいますが。
ヒヨスの学名のHyoscyamusとは「ブタの豆」の意で、これの中毒に遭った人間が理性を損ない獣、豚のようになるという意味でつけられたといわれています。
キルケーが杖で打って人間を豚にしていたという伝説は、もしかしたらヒヨスの毒性に由来があったのやも、なんて思ったりも。
そんな恐ろしいヒヨス、幻覚を起こし、狂気呼ぶ草ともいわれていましたが、アポロンの神託を受けとるために巫女たちもその煙を使用したというし、ちょっと前までは普通にビールにも使われていた というし、基本的に毒草は使い方さえ間違えなければ死にませんし、効果が強烈なぶんいい薬になるのが多いです。
魚のフグみたいに、何代にも渡って経験を継承しながら、薬として効果を発揮する部位や適量を人間は導き出していったのでしょう。
ちなみに現在ヒヨスは沈痛系の薬に使われていて、現在でも現役で利用され続けています。
紀元前から民間に伝わっていた植物の知恵は、今も現役なんですよね。アポロンの巫女たちやドルイドや、魔女達のように時には滅ぼされたりひどく弾劾されながらもその知恵は時を超えてひそやかに、ずっと伝えられ続けてきました。
人間個人は死んでも、その知恵は人の間で生き続ける。
その連綿と続き積み重ねられ続けてきた人類の知恵の歴史に、思いを馳せるのがすきだったりです。
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どうかなあといぶかりながらここをバージョンアップを期に正式なメモとして使い始めたんですが、こちらに移ってからとても体調も制作の調子もいいので本当によかったなという気持ちです。文章の手直しができたり、ネタバレ記事はワンクッション置いて隠せたり、タグで過去記事を見やすく整頓できたりするのもいい感じ。
必要な情報はすぐさまソートできて、更新がラクで、twitterのように不必要なゴシップ記事みたいな情報は目に入らない。それだけでもう充分すぎるくらい充分。
雑多なものですが、今後も楽しく更新していきます。 #雑記
必要な情報はすぐさまソートできて、更新がラクで、twitterのように不必要なゴシップ記事みたいな情報は目に入らない。それだけでもう充分すぎるくらい充分。
雑多なものですが、今後も楽しく更新していきます。 #雑記
【おしらせ】ただいま過去記事をこちらのサーバーへ移行作業中です。
過去記事の写真移転、今週中には終えたいところです。今移転できてるのは四割くらい。
おしらせしていた通り、ポイピク退会いたしました。アイコンぽちぽち有難うございました…!
早く絵や漫画書きたいんですが、スピードが戻るのは一連のあれこれが済んでからかな?
ここがちゃんと整備できればあとは安定して色々描いていける、はず
(オルタニキ特訓期間も合間でやりたい)
書き残しておきたいプレイメモがまたたまっています…おそろしい。秋葉原が二週間くらいあるからなんとかなる、といいんですが。
自分が「推す」というのはなんだろう「大会とかオリンピックでアスリートを応援する」感じにとても近い感じがします。今更ながらに世間一般とはちょっとズレてるのかもな??と思ってたりする今日この頃。
#雑記
過去記事の写真移転、今週中には終えたいところです。今移転できてるのは四割くらい。
おしらせしていた通り、ポイピク退会いたしました。アイコンぽちぽち有難うございました…!
早く絵や漫画書きたいんですが、スピードが戻るのは一連のあれこれが済んでからかな?
ここがちゃんと整備できればあとは安定して色々描いていける、はず
(オルタニキ特訓期間も合間でやりたい)
書き残しておきたいプレイメモがまたたまっています…おそろしい。秋葉原が二週間くらいあるからなんとかなる、といいんですが。
自分が「推す」というのはなんだろう「大会とかオリンピックでアスリートを応援する」感じにとても近い感じがします。今更ながらに世間一般とはちょっとズレてるのかもな??と思ってたりする今日この頃。
#雑記
前サーバーは夜間サーバー激重すぎだった…というわけでサクッとドメインとって引っ越しました。
スペースあまりまくりなのでフォームも作って、wixで作ってあるサイトまるっと作り直し移転しようかな…?
ともあれ今後はこちらにてよろしくお願いします