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  • 最終更新
    2024/04/19
#神話伝承系

えっっ そうなの?!ってなった記事

魔女の魔術に呪文詠唱…米国で人気急上昇の「ペイガニズム」とは (ナショナルジオグラフィック)

そんなに流行ってるのかーうーん


古代のドルイドや樹木信仰、アミニズムに特に興味があるのでそれについては喜んでちまちま調べてますけど
今のスピリチュアル方面なネオドルイディズムにはあんまり興味が持てなくて…というか
パワーストーンだとかスピリチュアルな方の話が出てくると裸足で逃げ出すレベルなのでちょっと複雑なんですが

でも一神教のために今まで失われたもの、特に自然ってとても多いように感じられているので
(すべてのものは神が人間のために作った、という教えのため森林伐採とか動植物の絶滅に躊躇がなかった歴史があります)
多神教が多い(たぶん)ペイガムが見直されているのはその点でいいのかなーと思いました(感想文)
アミニズム的な考え方のいいところは、万物に神様がいると信じられるので
自然にも敬意を払われることであると思う

いや、ペイガムよくわかってないですけども
わからないものに対して論じちゃうのはまずいな…反省 なのでこれはあくまで感想文です畳む
#雑記 #神話伝承系
古代からの死生観が保存されているかなと思い
マヤ・アステカの供犠について調べたりもするんですが(古代死生観の参考にしたい)
この死生観はやっぱり独自…というか人間の生贄の数が尋常ではないので
やはり他の文化の参考にはならない独特すぎる文化な気がしています。他の地域にはここまでのは見られないと思う。

生贄になるのは名誉だったのでみんな競って立候補した、という理由がついていますが
それも信じたくなりそうなほどの、考古学的に発見される生贄の人骨の数が尋常ではない…
フェイ・ツォンパトリ とかものすごい…


あと、スペイン人が征服した時に現地の文献や都市に破壊の限りを尽くしているので
やはり正確に伝わっていない部分が多い感じだなあとか。
セノーテの生贄についても、実際潜ってみたら人骨があったのは確かですけど
これも実は正確にはわからないそうで、生贄ではなく葬儀の可能性もあるようですね…?

マヤ・アステカについては独自の死生観、
死後の方が生前より良い物と考えていたという特徴は確実にあるだろうけれど
うーんやっぱり参考にとどめる、くらいがいいなあ。

自らが征服したり破壊した(対立した)異文化の事を、
ことさらに残虐だとか悪いイメージを付加して伝えるのは
今も昔も同じようである気がするのでなるべくそれを考慮にいれてかんがえたいところですが。

昔からあるプロパガンダ。

アステカの教義的には、五番目の太陽は一人の神がその身を火にくべて犠牲にしたおかげで輝いているから
人間の生贄はその負債を払うためという名目で行われていたそうです
太陽を変わらず輝かせるため、太陽の活力にするために、夥しい数の人間が、生贄に捧げられたと。
人々はそれを心底信じていたんだろうなあ…(でないとこの数にならない気がする)
アステカ王国は非常に戦闘的な国家で、「生贄を確保するために」戦争をしていた

余談。アステカ王国って滅ぼされるまで実質93年しかなかった短命な国だったそうですが
このペースで生贄狩りをしていたら(生贄のための人間が足りないので周囲の部族と戦って
捕虜を生贄にしたらしく周辺部族から物凄く恨まれていたそう。
それはもう、スペインが彼らを抱き込んで一緒にアステカを滅ぼしたほどに)
早晩立ち行かなくなっていたんじゃないかなあ…なんて
ちょっと思ったりはしました

歴史にifはないけれど
マヤ文明は長かったですけども、アステカ文明は征服者がいなくても難しかったような気がします
畳む


メソアメリカに今も伝わる球技ウラマのプレイ動画

古代神に奉納された球技の方はルールが不明だそうですがその流れはこのウラマに残っているそうです
アステカ文化に記された、腰だけを使ってボールをやり取りする球技、が
文だけだと想像つかなかったんですけどなるほどこんなかんじなんですね!
#雑記 #神話伝承系
久々に神話の話をちょっとしたのでついでにメモというか雑感を

クーフーリンが神話の時代に生きていた頃、アルスター中にファンの女の人たちがいたのは有名な話ですが
そのファンの女の人、推しの戦士の仮装…というか特徴を真似して応援していたそうなんですよね

クーフーリンのファンのひとたちは彼が「ねじれの発作」を出すときに片目になる特徴を真似して
皆片目の仮装をしていたとのこと

ここですごいなといつも思って疑問にも思っていることがありまして

それは クーフーリンの「ねじれの発作」って単なる変身じゃなく本気で物凄い異形の姿になるんですけど
当時の人々はその「異形」を内包した英雄をそれでも共同体に受け入れて
更にファンして応援していたんだってことが

他の歴史とか観ると大体異形の姿のものは
どんなに優れた能力があっても迫害の憂き目にあうことが多いので

アルスター(旧ウラド)の人々はどんなふうに思ってあのクーフーリンの異形の姿を受け入れていたんだろうなあと
ずーっと興味を持って謎に思っていたりします
どうもあの異形の姿すら、かっこいい!と捉えていたフシがあるなあと
ウラドの古代の方々はすごく心が広いんだろうか…あのモテっぷり、
いくら通常時はとても美しい姿をしていたとはいえ
あの異形の姿(本気でバーサーカーというか、怪獣としかいいようがない)を知っていても恐れたり排除する方向にいかなかったのは
ちょっと人間として、希望がある姿だなあと思ったりして。

現代基準でみたら討伐対象になりそうなくらいだと思うんですけどね、たぶん。
あの狂戦士の姿は、神話みてるぶんにはとんでもなくすごいですよ…

「ねじれの発作」については過去ブログにまとめて記事メモしてますので
興味のある方はこちらから

クーフーリンの「ねじれの発作」について

クーフーリンは推しではありますが、FGO、Fateではその姿はみたことがないわけで
一度みてみたいよなーーとは常思っていたりするこの頃です
推しのすごいところみてみたい
幕間でちらっと言及されていたから、そのうちでるかもなんですけども

どんな描写になるかなー すごいんだろうなー

#雑記 #神話伝承系

ニトルタさんの登場でにわかにカマソッソさんがいじられまくっているのをお見かけしますが
FGOって悪役の方がどちらかというといじられていることが多いのかなあ?なんて

道満さんもそうでしたしね

日本の文化の面白いというか特異なところに
悪い神が年代を重ねると祝福を与える神になるという考え方があるのだという研究をその昔読んだことがあるのですけど
(世界広しといえ、祟り神が真逆の福の神みたいになる例は世界で他にみられないものらしいとか)

菅原道真公(推し)とかね
平安時代では本気で怖がられた祟り神様だったのに
年代が下ると学問の守り神様になりましたよね

また 日本の文化は怖い海外の神様を愛嬌のあるものに変化させる傾向があるのだそうです

大黒様とか、インドだと苛烈すぎますからね
破壊神、マハーカーラ。シヴァ神の破壊の姿。
それがあんなにまるっとした愛嬌のある福福しい福の神様になったという

それを考えると、悪役をこそいじって角をとって自分たちの味方にしようという心理がここでもあるのかなー

…なんてどうでもいい事を考えながらカマソッソさんの二次を眺めています


ランサーも一応SN時点では敵側だったんですよね…敵側のランサー、ほんとホラーかな?みたいに怖いですし
ランサーが死んだ!とか全方位からめちゃくちゃいじられてましたけど(ちょっとつらかった)
そう考えるとその心理が働いたのかもなあ畳む
#神話伝承系
クーフーリンのルームセリフででてくる四人の女性って

槍の師匠→スカサハ
媛さん→エウェル(正妻)
死の女神→モリガン
敵国の女王→アイフェ

だと思っているのでメイヴ女王は入ってないと個人的に捉えてます

敵国の女王だと確かに入るんですけど生前歯牙にも掛けられなかったからこそ
サーヴァントになってからのメイヴさんのオルタニキへの執着だと思うので…たぶん
#雑記 #神話伝承系
田中美穂氏の論文を読んで現代の、
遺伝子学と考古学的視点から見た「ケルト」に関する論文で問題点を観たりしてたのですが

FGO今後ケルトの扱いはどうするんだろなー
数年前から言われてたことではありますが
(というかFGOのケルトの扱いについては考古学的なあれこれの
それ以前に色々…色々!!という話なのは理解しているものとして)

従来のケルト神話群の物語のすばらしさについては何も変化はないので
クー・フーリンに関してはアイルランド神話、
もしくはヒベルニア神話出典ってことでそろそろ名称改めたらいいのでは…と部外者的には思いますが
(クーフーリンがアイルランドの大英雄というのは全くゆるがずその通りなので)

キャスニキがなあ…
以前もどこかでつぶやいたとおり
ウィッカーマンはガリア(ケルト)として伝わっている文化なのですっごい問題になってくる気がする
色々辿っていくとなんだろう…
名前だけクーフーリンみたいなことになりやしませんか…キャスニキ…
魔術の形式とか(足元に描かれている陣とか)みても
魔術関係大陸もしくは北欧成分がほぼ80パーセントくらいある…気が…
いや、元々アイルランド独自のオガムじゃなくてルーン使ってるし90%!?

でも六章すぎてキャスニキは北欧のあれそれあったので
ガリアとゲルマンのあれそれは後に侵略もしくは文化的浸食あったし地理的に近いし…!まあ!…まあ!!(超らんぼう)
って感じに……なってきた気が…します……自分の中で(というかそう考えるしかない)
ここにきて混ぜ物有でよかったかもしれない!って感じになるとは思いもしませんでしたが
一応把握しなおせてよかったなという話でした
無辜の怪物じゃないですけど、サーヴァントは生前だけでなく
後世の人々の願いや想いが作用してできあがる、って設定もあるので
「ケルト」の概念が時代によって揺らいでるのも事実だしセーフだセーフ!みたいな。(ガバガバです)
とりあえず個人的にはドルイドというか趣味の大樹信仰文化風味をこれからも詰め込んで描くかと思います…
(個人的にキャスニキについては一応鶴岡氏の論説一部と、
 あと紀元始まってすぐくらいの医者もしくはドルイドとみられている人物の実際の遺物内容、
 ウィッカーマンがあることからアイルランドだけでなくガリア地方にまで渡る各地伝承、
 他一部北欧のイルミンスール伝承なども参考にしております)


アイルランドの大部分のひとは遺伝子的にはスペイン、イベリア半島にルーツがあるらしいです
スペインで「ケルト」系っていったらガリシアですよね!!
やっぱりつながりがあったんだなー!カストロ遺跡とか滅茶苦茶ロマンですよやっほう!(考古学好き)
スペインにはそれとはまた別に個人的にちょっと思い入れが強い地域だったりするので
勝手にちょっと嬉しかった気がしています

閑話でございました

ゲームとはまた別で、従来のケルトの概念とはまた区別された古代の考古学的研究が進んで、
実際のブリテン諸島とアイルランドの古代がどんなだったかわかるようになったらいいなーと思います
当時の信仰と暮らしに興味があります。泥炭地に遺物とか今も見られる遺体(多分生贄にされたひとといわれてます)がそのまま残ってるの、
全部が暑くて腐って無くなる日本からするとすごくなんかロマンに感じるんですよ…
いつかそういうのも解明されていく日がくるのかもしれないですね
畳む
#神話伝承系 #雑記
今受講している古代ギリシャ講座にて
かつての河の治水工事がヘラクレスの家畜小屋掃除の伝説のもととなったのでは、という説をききまして。

こういう、伝説だと思っていたものに事実の根っこがあるというのが
もう、とてもロマンだなー--!ってなってしまうたちでして。

一人一人は非力な、数多くの人間が力を合わせていった結果の途方もない偉業が後世に伝えられるにつれて伝説化していったという、
その道筋が見えるのが古代を学ぶ上での一番の醍醐味のような気もしています。

これもわかったのが近年らしいので、もしかしたら他の伝承についても何かそういう事実の根っこがあったのでは?なんて考えてしまいます。


たとえばノアの箱舟の洪水伝承。
つまりギルガメッシュ叙事詩やマハーバーラタの一部にも語られている、
それまでのすべての人類が死に絶えた恐ろしい大洪水と箱舟の話も、
もしかしたらなにか現実にあったことが、人から人へ伝えられていくうちに
伝説になっていったのかも…なんて。

考えるだけでワクワクしてしまうと同時に、当時の人々の恐怖はいかばかりだったでしょうと少し気落ちもしますが

今の人類ってある特定の時期に遺伝子の多様性を大きく欠いているらしいので
古代になにかほとんど死に絶えるようなことがあったのは間違いないといわれていますよね。はてさて。

そんな昔の世界の事を、古い記憶を
口伝えに伝えに伝え、文字もないのに記憶を継ごうとし続けてきた、
その顔も名前も知らない、名も知らぬひとびと
語り手とそれを大切に聞き、守り続けてきた市井のひとびとの事を思うのが、とてもすきです。

#雑記 #神話伝承系
キャスニキが宝具使う時に地面に現れる紋ヴァルクナット
今読んでいる本によると戦いで命を落とした戦士を表す図形とあってなんとも言えない気持ちになったりしています
この世界で死んで、別の世界へめぐる魂を表している図とも言われているそうです。
ケルトの螺旋文様と同じ意味もあるんですね
死んだ英雄の影法師、記録帯であり、ある意味不変、その場所に繋ぎ止められているサーヴァントのキャスニキがそれを描くんですよ
なんだろう、とてもこう、胸にくるといいますか……

別の目的で読んでいた本なんですが北欧の古い慣習や言い伝えにとても詳しくてうっかり北欧の古い習慣の知識をたくさん得る事になっているという

北欧セイズ魔術の使い手の女達(セイズ魔術はオーディンも使いましたが男らしくない振る舞いとロキに難癖つけられるくらい女がするものと言われた魔術なので)は青いケープを羽織る慣習があり、そのフードのふちを白い猫の毛皮と黒い山羊の毛で彩ったという…キャスニキの衣装のもふもふ、もしかしたら猫毛?にはみえないけどこの辺り参考にしていたりしたのでしょうか
えっ猫…?猫を使うの筆と三味線が頭に浮かんでしまう…
たぶん、杖はセイズ魔術の杖が元になってる気がします。フォルム的に

嬉しい誤算…なのかな
こんなはずではなかったけど興味深い
とにかく面白く読んでいて周回やリハビリ絵あまりできていなかったり
こういう時もたまにはいいかー

スピリチュアルなものに対する感性がないらしく、
怪談などは聞くのは好きなんですがあんまりそのあたりの感覚がないので
調べたりしているときにネオドルイディズムとか出てくると真顔になったりするんですが、
古代の風習について知るのは好き。

現代のだと急にひえ…となってしまうんですけどね。
何故だろう。占いとかもかなり斜めから見てしまったりするので視野が狭いといえばそうなのかもしれない

古代の世界観を知るのに風習とかスピリチュアルなそういう考え方から切り離せないからか、
神秘というよりひとつの文化として、別物のように考えているフシがあります
畳む
#神話伝承系

メモ

ハロウィンの起源はここ、アイルランド「悪魔の洞窟」

ドルイドがローマに弾圧されたのは紀元前27年アウグストゥスがローマ皇帝となってからといわれ
キリスト教がブリテン島に入り込み始めたのが1世紀くらい。
クーフーリンの神話は前1世紀から1世紀の間くらいといわれているのでちょうどその過渡期にも。