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  • 最終更新
    2024/04/25
#雑記 #神話伝承系

北欧神話は個人的になじみはあるんだけど、守備範囲外なので小ネタは文章で書いてしまおうかなと。

古英語はゲルマン系の言語がベースになっているので、現在の曜日を表す単語は北欧神話由来であったりします。
火曜日がテュール、水曜日がオーディン(ウォーダン)、木曜日はトール、金曜日はフレイヤ。
北欧神話自体は衰退したといえると思うけれど、神々の名はいまだ現代に広く残っているんですね。

そしてクリスマスの祭り。もともとクリスマスという行事自体にはツリーは関係なかったのだけど、
北欧の樹木崇拝の名残として現代まで残っていて。
北欧バイキングの儀式に樫の木に生贄を吊るす習慣があり、現在クリスマスツリーにあれこれ吊るして飾るのはそれが由来だという。
由来を知ると結構おおう…となる習慣の一つであると思う。

ハロウィンはケルト文化から、クリスマスツリーは北欧神話系から。
失われた文化が今も広く生き残っているのはロマンを感じます。

あとはルーン。Bluetoothの記号がバインドルーンなのは有名なお話。
ルーン文字はちゃんと文法もあって現代も読み解ける文字だし、ロゴマークなんかで使われることは結構多いようです。

一つの神話体系が宗教としては衰退しても、現代までその枝が広がり残っているのがメジャーにみられるというのはこれとギリシャ神話くらいかなあ。

かつての隆盛をしのぶのです。


北の大地の環境が厳しいためか、歳を取って自分で動けなくなる老人よりも、
自分で動き働ける若い者を生かそうという文化が北欧神話やヴァイキングには特に顕著にあって
そういう意味でも、決して老齢を知らない英雄であるクーフーリン(老齢まで生きたことがなく、当地でも若者や若死の代名詞みたいな感じである)が選ばれたのかもしれない、と ちょっと思ったりなどしました。

アイルランド的には、かつてヴァイキングは国に侵入してきたり、
修道院を襲ったりしていて(ケルズの書はそれで位置を転々としたり、少し欠損したりている)
現在の首都ダブリンはかつてヴァイキングが作った都市であったりで結構因縁浅からぬ感があるので、
アイルランド護国の英雄クーフーリンがオーディン憑きというのはなんといいますか結構考え込んでしまうところがあったりするんですけども(個人的に)

まあ…今更な話ではあるんだけど。
本人はどう思ってるのかちょっと気になったりしています。たぶんなんか豪快にとらえてそうですけど。


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