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  • 最終更新
    2024/04/25
#雑記 #神話伝承系
先日のweb古代オリンピア大祭で、何故ゼウス神は現在こんなに浮気者として伝わってしまっているのか?という話題があって

要するに当時ゼウス神がすごく人気があったため、あちこちの地方がうちの神様や人物と、など二次創作めいた話を勝手にどんどん後付けしていき、現代正式な神話が失われた中で二次創作だけが残り、それを一本化してみたらトータルですんごい浮気魔みたいなことになった…みたいなお話だったんですが。これ自分もケルト神話で似たような考察してたなあ、なんて思ったりだったのでした。

北欧神話にも割とそれみたいな型が見られていて結構どの神話系であっても、人気がある英雄や神様にはあとから恋話系は追加されることが多いのだと思います。割といつの時代も同じような事が起こりがちなのかも。
クーフーリンについては、編纂段階でおそらくいろんなバージョンがくっついてしまい、整合性がなんだかヘンな部分があるんだろうなあと思っていたり。エウェル姫に互いの純潔を約束してからのぐだぐだとかちょっと凄いですし。
口承文化で語りで伝わってきたお話だから、やっぱり恋話系や派手なアクション等は入れた方が観客が盛り上がっただとか、そういうアレンジはあったと思うのでその辺りの匙加減だったのかなあ、なんて思っていたりです。
結構そうして読み直してみると、ちぐはぐな部分の元の形を想像できたりして、面白かったりする。
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