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  • 最終更新
    2024/04/25
#雑記
探してたアイルランドのゲール語の曲、itunesでひたすら検索していたら
なぜか北欧系アルバムの中に入っていたんですが…なぜなんでしょう…

ともあれこれでやっと好きな時に「Tá mo chleamhnas á dhéanamh」を聞けるようになりました
というわけでこのメモはアイルランドの音楽の話
(二次でクーフーリンズ応援してる原因のひとつ)
二次関係ない話はいいや、という方は続きはスルーしてくださいー

「Tá mo chleamhnas á dhéanamh」は
以前生で聴かせてもらって、その時曲名を失念してしまいひたすら探したことのある曲。
メロディは一発で覚えたんですけど曲名が発音できなくて…
アイルランドの先生(国民的アイルランドの歌い手。ドニゴールの方なのでアルスターのお話もたくさんしてくださいました)から
生でこれを聞けたのは一生の宝だと思っています

すごかった…いつかもう一度聴くために生きねば…
切ないのに優しい曲
特にメロディがすきで、歌詞はあとから必死で調べたなあと

大まかな歌詞の意味は、
黒髪の女の子に失恋した男性が
昨晩(家族が決めた)好きでもない女の子と結婚させられたのだけど
やはり自分の心に従い
夜のうちに妻を置いて森をくだり
愛を探すためアイルランド中を探し歩く内容の歌
黒髪の想い人の面影を胸に東へ西へと歩き回ったけど
結局愛する人に匹敵する人は見つけられず
愛する人しかいないと会いに行こうとするけれど
彼女はもう海の向こうへ移住してしまっていたという手紙を受け取るという
切ない内容
叶わない恋と別離のうたですね
(当時のアイルランドで海の向こうへ渡るというのはもう一生会えないという意味を持つと思います)

曲名は「Tá mo chleamhnas á dhéanamh」
興味ある方は曲名で調べてみるといいかも
とても好きな曲のひとつ


昔アイルランドの伝統音楽は、師匠から弟子へ、楽譜を使わず耳で覚えて伝えるものだと教わりました
だから先生が歌ったり奏でるメロディを、耳で少しずつ覚えて自分のものにするのです
文字を介さない伝達
ちょっとドルイドのやり方にも似てると思いました
実際、レクチャーは非常に面白かったのです(音楽を耳で覚えるのは得意)
セッションはめちゃくちゃたのしいです

学生時代に聴きまくっていた「Siúil A Rún」に入っているゲール語を
和訳しようと奮闘したのがおそらくアイルランド、ゲール語に触れたはじめだった気がします
英語部は何とかなったんですけど途中入ってるこれ何語だろ?!って一人で探し続けて
アイルランドにたどり着くまでに凄い苦労した記憶(当時は小学とか中学?とかで検索とかできなかったから)

「Siúil A Rún」はこんな曲


Siúil, siúil, siúil a rún
Siúil go socair agus siúil go ciúin
Siúil go doras agus éalaigh liom
Is go dté tú mo mhúirnín slán

戦争へ行く愛しい人へ向けた祈りのうた


未だにゲール語の曲を探すときはかなり苦労します
多分自分にスキルがないせいなんだと思うんですけど
アーティストによって同じ曲でも全然違う仕上がり、味わいになるのもとても面白いです

アイルランドは司馬遼太郎が「百敗の民である」と記したように
歴史がとんでもなく悲惨なのに
出てくる作品…曲やメロディがとても明るかったり優しいものが多くて
そこに昔からずっと惹かれ、自分の指針にしているところがあるんだと思います
つらい時こそ明るい綺麗なものを作ろう、は今後もずっと目標であるでしょう

この曲もとにしたお話描きたいなあと思ってもうどのくらいでしょう(こちらは一次の話)
いい曲なんだよなあ…

ともあれ、そういうの等色々あって
クーフーリンズを応援してるのです(強引にまとめた)

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